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2013.09.11(水)

とある日の風景。~ 帝の憂鬱。~

ご無沙汰です。
更新、滞ってました(汗)

お仕事溜まっちゃって
忙しくて・・・

ウソです。
いや!ウソじゃないけど、ホントだけどっ!!


なんだかちょっと
スランプ気味で、話も絵もストップしてまシタ。

こんな場所までワザワザ足を運んでくださる
皆様に新しいモンもなんもなく申し訳ないなぁ~と思いつつ。

でも、出来んモンは仕方がないので
この間に色々と萌えを探す旅に出てました。
(単にマンガ読んだり、マンガ読んだりしてただけですが)



今回の「とある」は前回の朝の攻防の続き、とまでは
いかないけど、朝→昼で二人の一日の流れっぽい時間の中での話です。

朝→昼とくれば、やっぱり次回は夜ですかね?
なにかとヤバイ方向へ向かう夜かぁ~…


それでは、どうぞ~★




*・。*・。*・。*・。*・。*


太陽の光が頭上から降り注ぐ、お昼時。

いつもなら。
帝と妃が一緒に仲良く昼食をとる姿がみられるのだが。
ここ数日、その場には帝の姿しか見当たらない。

「円夏。今日も香蘭は遅いのか?」
「はい。香蘭様は午前中の公務を済まされてから
お食事をとられるとのことです」
「昼食ぐらい、一緒に取れないのか」
「それは陛下が香蘭様の大事な午前中のお時間を
奪ったせいですよ!」
「・・・」

香蘭の正妃としての公務が滞っている原因が
自分との毎朝の攻防に原因があるとはわかっているので何も言えない。
彼女は遅れた分の公務を頑張って一生懸命こなしているのだ。

正妃の立場ともなれば、様々な公務を帝同様にこなさなければいけない。
自分の我儘で面倒くさいことや、嫌な世界につき合わせてしまっているはわかっている。
けれど香蘭はそれらを承知の上で、自分の側にずっといてくれると笑って言ってくれた。

だから、こんな世界につき合わさせてしまっている
張本人の自分がこんなことを思うのはいけないとわかっているのだが。
思わず本音が口をついて出る。

「香蘭は私の「妃」なんだけどなぁ・・・」



以前のように。

ゆっくりとお茶をする時間もめっきりと少なくなり、
香蘭と過ごせるのは夜のひと時だけ。

だから、もっと彼女と一緒に過ごしたくて
朝早くから床を抜け出そうとする彼女を無理やり捕まえる。

自分の腕の中にいる時だけは、彼女は「自分だけのもの」だと安心できるから・・・。



*・。*・。*


昼食を終え、執務室へ向かう途中。
やっと公務を終えた香蘭が遅い昼食をとりにこちらへと向かってくる姿が見える。

「あ!志季。お昼ご飯、もう食べた…って、えっ?!」

そう言い終える前に香蘭を抱き上げ、もと来た道を引き返す。

「し、志季!ご飯食べたんじゃないの?!」
「・・・」

いきなり抱き上げられて昼食の準備のされている部屋へ
連れ去られる香蘭は何事かとただ驚くばかり。

いつの間にか人払いのされた昼食の用意された部屋につくと
志季は香蘭を抱き上げたまま椅子に腰をかけ、自分の膝の上に彼女を座らせる。

「もぅ!いきなりどうしたの、志季!」

いきなりのことで訳の分からない香蘭は
ちょっと怒りながら志季の顔を見上げようと顔をあげたその時。

ギュッと力を入れて香蘭を抱きしめて
そのまま、自分の胸に彼女の顔をうずめさせる。

「っん!ちょ、苦しっ…」

暴れる香蘭の頭の上に自分の顔をのせ
彼女に顔を見られないようにして口を開く。




「香蘭は私の「妃」だよね?」
「・・・え?」

いきなりの問いかけに意味がわからず
暴れるのをやめて、顔を上げようとするが
頭の上にのせられた志季の顔に邪魔をされて
その表情をうかがうことはできない。

「この世界は面倒くさいことや、嫌なこともたくさんあるし。
「妃」としての役割の公務も多い」

「うん…、私は大丈夫だよ?」

「…私の我儘で君を無理やり
この世界につき合わさせてしまっていることも
自分ではちゃんとわかっているつもりなんだ」

「そんな!無理やりなんかじゃないよっ!
私は志季のそばで役に立つなら…」

「でも、私にとって君は「妃」じゃなくて「妻」なんだ。」

「え?」

「だから・・・」

「・・・志季。
ひょっとしてヤキモチ?」


一瞬、志季の体が固まったかのように感じ
そろりと顔をあげ見上げると、そこにはばつが悪そうな顔で
ちょっと顔を赤くした志季の姿が。

「志季、かわいい・・・」

思わずプッと吹き出し、ポロリと出た香蘭のその言葉に
大人げない自分が恥ずかしくなり
彼女の唇を無理やり口づけでふさいで誤魔化す。

「ん・・・っ」

いつもなら「こんなところで!」と怒りだす香蘭だが
志季の首へと手を回し、その口づけを素直に受け止めると
柔らかい微笑みを浮かべながら、志季の瞳をみて彼に告げる。

「明日からはちゃんと一緒にご飯食べようね!」



彼女のこんな、なにげない一言や
この微笑だけで幸せになれる自分は
なんて単純なんだと思い、幸せを噛み締める帝であった。


*・。*・。*・。*・。*・。*

「人」にじゃなくて「公務」に嫉妬する志季を書いてみたり。
まぁ、香蘭に近づく奴には嫉妬するんでしょうケド。

自分と一緒に居る時間より公務にかかる時間が
多いことに帝様はご不満の模様(笑)

今回は志季が嫉妬する姿と
年下らしい可愛い姿が書いてみたいと思って
書いてみました~(-_-)

志季としては甘えて欲しいので
年上の香蘭に可愛いと思われるのは
不本意だろうな。

ま!
ウチの香蘭の場合は甘えてくる志季(無自覚)のことを
可愛いといつも思っていますが(大笑)

好きな男を可愛いと思えるのが
「愛」なんですよ、きっと!

たぶん・・・。





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2013.08.28(水)

とある日の風景。~ 新婚サンの悩み ~

魔の月末です(涙)
仕事に追われて更新が滞り始めてる…

ネタに困った時の
とある日シリーズです(爆)

今日は時間もないのでかる~くプチシリーズで。
それではどうぞ~★


*・。*・。*・。*・。*・。*・。*

「・・・。」

清々しい太陽の光が窓から差し込む朝。
その日差しで目を覚ました香蘭はいつものように悩んでいた。

いつの間にされたのか不明の腕枕に
背後からべったりと密着して自分の体に回された大きな腕の中から
どうやって脱出するべきか。





「くっ・・・!」

力づくで脱出を試みるが、ムリ。
しっかりと絡みつく腕からの脱出はやっぱり容易ではない。

一応主婦として。
色々と朝のうちにやっておきたい事もあるから
(本当は女官さんがやってくれるんだけど)
早く床から出たいんだけど。

「う~っ!手をどけてぇ~っ」

絡みつく腕を無理やりどけての脱出を試みる。
手を押し上げ、その隙間からやっとのこと這い出るようにして
その腕からすり抜け、寝台から床へ足をつこうとした瞬間。

「うわっ!」

背後から伸びてきた腕が腰を捕えられ
再び寝台の上の志季の腕の中へと引き戻される。

「ん…。香蘭おはよう…」

まだ眠そうな顔をした志季は自分の腕の中でもがく
香蘭の唇にチュッと口づけるとそのまま首筋、鎖骨へと
口づけを降らしてくる。

「ちょ!ちょっと待って!!
志季!朝!!もう朝だから!!!」

夜着の隙間に入り込み不埒を動きをしようとする手を
香蘭は必死で抑え込む。

「もう!ダメだって!ちょ、やっ…!あんっ」
「香蘭、かわい…。もうちょっと一緒に寝よう?」

防ぎきれない志季の手の動きに思わず声を上げてしまい
真っ赤に顔を染める香蘭をいつもの朝のように
ギュッと腕の中に閉じ込めた。




そして。

結局、香蘭が寝台から解放されたのは
昼過ぎのこと―。

毎朝続くこの攻防が
彼女の最近の悩みのタネのひとつ。


*・。*・。*・。*・。*・。*


強制的に終わりまシタ。
そんなつもりはなかったのに
うっかりRになるとこだった…(汗)

ま。
新婚の朝なんてこんなもんだろうと。

志季は幸せの絶頂でしょうが
香蘭はこれが毎朝だとさすがに
ちょっと…ね(笑)


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2013.08.21(水)

とある日の風景。 ~ 帝と正妃と家臣たち ~

思いつきシリーズの「とある日」シリーズです。

志季がダメ帝になりつつあるっ!!(汗)
ていうかなってる!!! Σ(-■-;)

原作のバリバリ国を仕切るカッコイイ志季じゃないとダメ!と言う方は
まわれ右!しちゃってください。

それではどうぞ~ (-_-)/~



*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。



「やっぱり一緒に出ないとダメ?」

正妃の衣装道具を忙しなく用意する女官たちを横目に、浮かない顔をした香蘭がじっとこちらを見つめてくる。

「出来ることなら、私も出たくないんだけどね」

「お二人とも!何をいってるんですか?!
今日は大事な国事なんですよ!帝と正妃がでないでどうするんですかっ!!」

のらりくらりと準備をする志季と香蘭のやり取りを
横で聞いていた円夏の堪忍袋の緒が切れる。

「とにかく!時間がないんですからさっさと準備をしてくださいね!
わかりましたか!!」

「わかったよ。じゃあ香蘭。あとでね」

そういうと志季は円夏を連れ部屋を後にした。
残された香蘭はずらりと並んだ高価な正妃衣装に気後れする。

(絶対にコレ、私には似合わないよぉ…)

今だ自分の娘達を帝の元へと進めようとする家臣たちの嘲る様な失笑が聞こえてくるようだ。
その想像に大きなため息をひとつつくと、あきらめモードで女官たちに囲まれる香蘭であった。


*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


王宮の広間にずらりと揃う家臣たちを前に玉座に座る志季。
その彼の側に控える円夏が声をかける。

「御正妃様の準備が整われたようです。」

そう聞くと志季は立ち上がり玉座より離れ歩き始める。

「へ、陛下!どちらへ?!」
「香蘭を迎えに行くだけだよ」

必死に止める側近の言葉を無視して玉座より離れる帝の姿に家臣はざわめき出す。
そんなことは気にも留めず志季は広間の外へと足を進めた。

広間の外では女官につき従われた香蘭が中に入るタイミングを伺っていた。

「こ、これって、いつ入ったらいいの…」

ずらりと並ぶ家臣たち。なんとも言えないこの雰囲気にのまれてしまった香蘭の足は
地面に根っこでも生えてしまったのかと思うほどにまったく動かない。

(ど、どうしようっ!!)

正妃としての役割もちっとも果たせそうにない自分が情けなくなって涙目になる。

「香蘭?」

その声に顔を上げると、さっきまで確かに家臣たちの前の玉座に座っていた志季の姿が目に映る。

「え?!し、志季? なんでここに…」

顔を上げ自分の方に振り返った香蘭をみて志季は言葉を失う。
いつもの大好きな彼女は可愛らしい、元気いっぱいの太陽が似合うような女性。

しかし。
正妃の衣装を身に纏った彼女は凛とした気品の中に
艶やかでしっとりとした色気が漂っていた。





言葉を失い妃の姿にくぎ付けになる帝の姿に、正妃付の女官たちは心の中でガッツポーズをかます。

「や、やっぱり似合わないよねっ」

無言で自分をじっと見つめ立ち尽くす志季の様子に香蘭はおろおろとし始める。

「いや…、とても似合ってるよ。」

そう言うと香蘭を自分の腕に抱き上げ、彼女の耳元へそっと囁く。

「…でも、ちょっとやり過ぎかな。
そんな誘うような君の姿は他の者には見せられないな。」

「へ?さ、誘うって…?ちょ、ちょっと!どこ行くの、志季?!」

そういうと広間とは反対の方向へ向きを変え足を進める志季を慌てて駆け寄った円夏が制止する。

「どこへいくんですか?!お二人とも早く玉座へ!!」
「円夏。こんなに美しく着飾った香蘭を大勢の者たちの目に触れさせたくない。」
「な、なに言ってるの、志季っ?!///」

独占欲丸出しのこの国の王に頭痛がする額を抑え怒り狂う側近と
突拍子もないことを言い出した自分の夫に翻弄される正妃。

少し離れた場所で控えその様子を眺めていた雨帖が笑顔で助け船を出した。

「陛下。お妃様を抱いたままでしたら、そのお顔もお姿も皆にはわかりにくくなるかと。
皆が待っておりますので、どうかそのまま玉座へ。」

「雨帖様っ?!」
「雨帖っ?!」

とんでもない助け船を出した雨帖に香蘭と円夏が絶句する。
二人が志季の顔を見やるとにっこり微笑んでいる。

「ちょっ!ぜ、絶対ヤダっ!円夏様っ!志季を止めてぇっ!!」
「円夏様、ここで譲歩しないと多分陛下はでませんよ」
「うっ…!仕方がないですね…。
香蘭様、申し訳ありませんがあきらめてください」

志季の腕から降りようと暴れる彼女をギュッと抱きしめ
側近二人の存在を無視して香蘭の耳元へ艶めいた声で囁き、そっと耳元から首筋へと指を這わす。

「香蘭…。用事が終わったら、私だけにその姿をゆっくり見せてね?」
「っっっ?!!///」


*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


雨帖の気転でなんとか無事に行事を終えたことに胸を撫で下ろす側近をよそに
志季は香蘭を抱きかかえたまま早々に広間を後にした。

「し、志季!?どこに行くの?
もう用事がないんだったら、着替えたいんだけど…」

「じゃあ、一緒に手伝ってあげるよ」

「なっ!なに言ってるの?!」

「ずっと香蘭抱きっぱなしだったから、ちゃんと着飾ったその姿を見てないしね」

「…じゃあ、ちゃんと座らせてくれたらいいのに」

口をとがらせぽそりとつぶやくその姿が可愛くて思わず笑みがこぼれる。

「それに。せっかく女官たちが頑張ったんだから、ちゃんとその期待にも応えないといけないしね」

「へ?期待??」

そういうと香蘭の首筋にチュッと軽く唇で触れると
例の声色で彼女の目を覗き込みながら、褥だけで見せる妖艶な笑みをこぼす。

「妖艶に着飾った君が乱れる姿が楽しみだな」

「なっ…!!///」



そういいながら自室へと二人は姿を消していくのであった。


*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。



噂の国事の後。
雨帖の策が功をなしたのか。

正妃を抱きかかえたまま、満面の笑みで玉座につく帝の姿を目にした家臣一同。
目の前で繰り広げられる帝と正妃のイチャイチャっぷりに、自分の娘を妃へと進める家臣たちの数は激減らしい…。



*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


思いつきでダーっと書いたので
文章がおかしい(汗)

以前書いた正妃正装を別バージョンのイラストを
再チャレンジして描いてたら浮かんだお話です。
うっかりたたんでしまった跡が処理しても消えてない・・・(ーー;)

イラスト、妖艶じゃないんですケド。
色気の「い」の字もないんですけど。
その辺はスルーしちゃってくだサイ★



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とある日の風景。 ~ 籠の鳥の幸せ。 ~

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2013.07.30(火)

とある日の風景。 〜 よくある巷の噂話 〜

夫婦バージョンのとある日シリーズです。^ ^
(いつも間にかシリーズ化)

なんだかこのシリーズになると志季が暴走します(汗)
まぁ、夫婦設定だしいっかぁ〜。

ピュアピュアのオリジナル設定がお好きな方は
どうかお気をつけください。



では、どうぞ。^ - ^



*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*


「本当に陛下とお后様は仲むつまじくって、羨ましいですわ」

いつものように朝の身仕度をしていると、女官のひとりが香蘭の髪を結いながらニコニコと話しかけてきた。

「え!そ、そうですか?」

確かに仲はいいと思うけど、改めて他人の口からそう言われるとなんだかとても気恥ずかしい。
そんなに人前でベタベタしているつもりじゃないけど、周りの人の目にはそんな風に映ってるんだ・・・。

「そのご様子ですと、御子様のお顔が拝見できる日も近いですね」
「え!あ、そ、そうですね・・・」

正妃となった今、周りからは今か今かと世継ぎの期待をされる毎日。
子を授かるどうか、こればかりは神のみぞ知ることであり本人たちにはどうしようもないことだ。

「そう言えば!お后様知っていますか?」
「え?なにをです?」

はっ!となにかを思い出したかのように女官はそう勿体ぶるかのように切り出した。

「巷ではなんでも男女の産み分けができる方法があると、そんな噂があるそうですよ。」
「えぇ!そんなこと出来るんですか?!」

今まで自分はんな話を聞いたことがない。
医者を志す身として、そして世継ぎを生まなければいけない身としてはそれは是非とも知っておきたい。

「それはどんな方法なんですか?」
「それはですね・・・。
褥で女性が殿方より先に気持ち良くなり頂上に達してから
殿方を受け止めると男児が生まれるとのことなんです。」
「っ?!」

なんだかサラッと凄いことを言ったような気がするんだけど(汗)
出来たら聞かなかったことにしたい。
そして。このことは絶対志季には知られたくない・・・。

しかし。
そんな時に限って運悪く(?)呼んでもない人がやってくるというのはよくあること。

「その話は本当?」
「へ、陛下!!」
「!!!」

女官たちは志季に頭を下げ、ことの真相が本当かどうかはわからないがと前置きをした上で志季に答えた。
「巷で妊婦たちの間で囁かれている噂話でございます。
あ、あまりお気になさらぬように・・・」

そう言うと、香蘭の身支度を終えた女官たちは一礼をすると
あっという間に退室し、部屋には志季と香蘭二人だけとなった。

「「・・・。」」




微妙な空気が流れる中、香蘭はどうやってこの場から逃げ出そうかと必死になって考えていた。

(は、早く!一刻も早くこの場所から逃げないと!!
もう考えてる時間はないっっ!!!)

こういう空気が流れる時は、だいたいにおいてその後はロクなことにならない。
しかも焦っているこの状況ではいい方法を思いつくワケもなく。
最近になってやっとそのことを学習してきた香蘭は、深呼吸をひとつして冷静さを少し取り戻す。

(とりあず考えることはやめて。まずはこの場から逃げよう!)

そう決めると、ワシっと着物の裾を持ち上げると一目散に外へ続く扉へ駆け出した。
しかし。
そんな香蘭を志季がまんまと逃がす訳もなく、あっさりと背後から囚われ
その腕に抱き上げられた。

「なんでそんなに急いで逃げようとするの?」

そう言うと志季は眉を下げた顔で香蘭の顔を覗き込む。

「だ、だって!それは志季のせいでしょっ!!」
「え?なんかしたかな?」
「〜っっ!!」

しれっとした顔でそう言う志季に無償に腹が立つ!
こういうところは本当に卑怯だ!
卑怯になれとはいったけど、その矛先はいつも自分に向いているような気がする。

「ところで。さっき女官が言っていたことだけど・・・」

そう志季に話を振られ、香蘭はビクッと一瞬身を強張らる。

「そ、そんなの噂話に決まってるよね〜。
だいたい医学的根拠もないし!
それにそんなことで産み分けなんて出来たらみんな苦労なんてしないよねぇ?」

そう一気にまくし立てて喋ると最後に、ははははと乾いた笑いを口にし
なんとかして志季の腕から降りようと試みる。
・・・が。がっちりと膝に絡みついた腕はそう容易く外れることはなく。
そのまま外への扉とは反対方向へくるりと向きを変え、部屋の奥にある寝所に向かって歩き始めた。

「ど、どこ行くの?!志季!!」

焦った香蘭の顔をみて、志季はにっこりと微笑むと香蘭の耳元に顔を寄せて甘い声で囁いた。

「・・・本当かどうか試してみようか?」
「!!」

私がその声とこの顔に弱いって、逆らえないって知っていて
ここぞという時に必ず使ってくるこの手口。
卑怯だっっ!!

「た、試すって・・・、なにを・・・」

力の入らない体で恐る恐る問いかけて見る。

「もちろん、男の子が生まれるかどうか。」

そう言いながら香蘭をベッドへ降しその身体に覆いかぶさると
志季はにっこりと爽やかに微笑んだ。


「ぜ・・・絶対ヤダーっ!!!」


・・・ほんとうに志季はいつも余裕で卑怯すぎ。




*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*


この産み分け方法は本当は科学的な根拠があるそうなんですが
香蘭たちの世界ではまだわかってないことにしてみたり。

どうやら微エロでも怒られないみたいなんで調子乗って
書いてみたりして。(^ ^;)

この日から志季の怒涛の攻めが連日続きそう(爆)
香蘭、ガンバっ!(笑)






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