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2013.07.09(火)

冷静と熱情の間で。2

お待たせしました。(え?待ってない?)
「冷静と熱情の間で。」の続きです。
筆が遅いのでなかなか進まない・・・。

今回は志季の出番はナシです。
別に前回、香蘭に散々セクハラしまくったバツで
出番がなくなったワケではありません(笑)

それではどうぞ〜 ^ - ^




*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。

最近、なんだか志季との距離が近いような気がする。

・・・いや、近いというか。
あれって、もう友達の域ではないような気がするんですケド(汗)
身分の高い人たちは「あんなこと」も普通に友達にするの?
それとも、私が男女の友情のことを知らないだけ??

優しく髪に、頬に触れてくる、彼の大きな手。
その胸に抱きしめられると香る、彼の匂い。
そっと首筋に寄せられる、彼の吐息と柔らかな温もり。

「・・・。」

あああぁぁぁぁっ!!!!/////
な、なんかやっぱり「友達」とは色々となんか違う気がする!!!

王宮からの帰り道。
改めて最近の志季の一連の行動を色々と思い返し
顔から火を吹きそうなくらい真っ赤になる。
ショート寸前の頭の中はグルグルぐるぐると
志季との濃密なひと時のことばかりが駆け巡る。
おかげで考えはちっとも纏まりそうにもなくて。

もう!もう!もうっ!!
志季のバカっ!
色々と勘違いしそうじゃん!
一生、志季のいい「友達」でいるって決めたのに!

このままじゃ・・・
志季と「友達」でもいられなくなっちゃうよ〜っ!!!

もう、どうしていいのか分からなくなってきた香蘭は
半べそをかきながら夕暮れの家路を急ぐのだった。

*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。


本来なら、志季と楽しく学院近くの川沿いを散策するはずだった日。
香蘭は久々に帰郷する幼馴染のために朝から忙しく出迎えの準備をしていた。
昼過ぎにもなると来花と思麗が訪れ3人でワイワイと盛り上がりながら
一緒に準備を進める。

「ねぇねぇ、香蘭! その後、あの美人な公子様とはどうなの?」
「へっ?!」

準備もひと段落ついた頃、二人から興味深々の輝いた目で問いかけられる。
ここ最近の悩みの種でもある彼の人のことを聞かれ
不意打ちを突かれた香蘭は素っ頓狂な声をあげる。

「な、なにが?! ど、どど、どうなのって?!!」
「もうっ!しらばっくれないでよ〜♪ 」

友達の恋話にキャッキャと楽しそうな二人とは対象に。
そこには、赤やら青やらに顔色を忙しく変える香蘭の姿が。

いつの時代、どこの国でも。女子の好物は大抵、恋だの愛だのの男女の話で。
女ばかりが集まれば、盛り上がるのは友達の恋愛話。
しかも香蘭の周りはトキメキに飢えている既婚者ばかりだ。
友人のお相手が、あの眉目秀麗なイケメン公子だった日には
こんな美味しい酒の肴はないだろう。
まるで絵巻物に描かれるような、美しい男と女の身分違いの禁断の恋。
想像するだけで干上がったトキメキの泉が満たされていくようだ。

「「さぁ、香蘭!どうなの?!」」
「ど、どうもなってないよっ! 」

トキメキに飢えた二人と自分に言い聞かせるように
そう言うと香蘭は徐に立ち上がった。
そして、決意新たにちょっと大きな声で言い聞かせる。

「だって、志季はともだ・・・」
『香蘭!!無事?!!』

「志季は友達。」
そう自分と二人に言い聞かせようとした、まさにその瞬間。
香蘭の安否を叫ぶ声と共に玄関の引き戸が勢いよくスパーンっと開かれる。

その玄関先には仁王立ちした女性のシルエットが。

「「「き、鏡花姉っっ?!」」」

そこには村一番の美人、香蘭の2歳年上の幼馴染の鏡花(きょうか)が
般若の如く形相で立ち尽くしていた。


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